フォイルの種類

一言でフォイルといっても様々なものがあります。
フォイルと言われる水中翼を取り付けるギアによって、その呼び名は変わります。
SUPに取り付ければSUPフォイル、サーフィンに取り付ければサーフフォイル【プローンフォイルとも言われます。】、ウインドサーフィンに付ければウインドフォイルといった感じです。

そのため取り付けるギアのマリンスポーツを行うことが出来る方の上達が早いです。
SUPフォイルを始めたいならSUPが出来る方、サーフフォイルを始めたいならサーフィンが普通に出来るなど。

ウイングフォイルやパラウイングは風を利用してフォイリングするのでウインドサーフィンが出来る方の上達が早いです。

全くの0から始める方も見えますのでご相談ください。

サップフォイル【 SUP Foil 】

SUPにフォイルを取り付けたSUPフォイル
遊び方は様々、小さな波に乗ったり、フラットな海面で浮かせたり、風が吹いている時に風上から風下に一方向で下ったり【ダウンウインド】することが出来ます。

一番のお勧めがこのSUPフォイルです。
特にSUPフォイルでのダウンウインドは一言で説明すると「超最高」でしょうか。
興味のある方は是非トライして欲しいと思います。

SUPフォイルで風が弱いときの遊びでフラットフォイルというものがあります。

2018年7月 琵琶湖で初のフラットフォイリングに成功した時の動画! 今見ると笑えますね。

当時使用していたフォイルはGOFOILのマリコ280で、今では考えられないくらい大きなフォイルです。
今では、遊びやダウンウインドのトレーニングとして行う方が沢山います。
浮きやすい道具は、ダウンウインド用の長いボードとミドルアスペクト位のフォイルまたは大きめのハイアスペクトのフォイルかと思います。

ウイングフォイル【 Wing Foil 】

2019年にNAISHから発売されたWING SURFER
ロビーナッシュがWINGする映像はとてもインパクトがあり、実物を手にする前からWINGについて語り出す人が続出しました。
そして日本にWINGが入って来ると一気にウイングフォイルが全国各地に広まりました。
フォイルと同じくらい革新的で、その創世紀に取り組むことが出来とてもラッキーでした。

今はどのメーカーも使う用途により数種類のウイングを用意しています。
ダウンウインドや波乗りに使うなら、風を抜いた状態でのコントロール性が高いものを選ぶと良いです。レースタイプの物は使い難くなります。

Wingfoilのダウンウインドは、SUPフォイルやParawingのダウンウインドほど自由度が高くありません。深い下りに入るとどうしてもWingが邪魔になってしまいます。
Wingでダウンウインドする時は、SUPフォイルやParawingのようにうねりだけを楽しむのではなく、風も楽しんでジャンプや純粋にスピードを出してセッションしながら下るとより楽しめるのかなと思います。

ウイングフォイルでの波乗り
貴重な写真です。
2019年 広島のボードワークスの牛尾さんが開催した初めてのウイングフォイルのレース 風がとても弱かったけど楽しかったですね。

パラウイング【 Parawing 】

2023年に登場したパラウイング
多くのダウンウインダーが夢見ていたセルフダウンウインドするために開発された道具です。
今ではその用途は多岐に渡り、それに合わせたパラウイングが色々と出て来ていますが、まだまだ発展途上といった感じです。

ダウンウインドや波乗りが好きでオンショアゲレンデで乗っている方には最高のアイテムです。
うねりや波に乗らず走るのが好きな方やジャンプが好きな方は、より安定しているWingの方が楽しめると思います。

クロスオンのコンディション(風速10m未満)アップウインドしてからのダウンウインドです。

パラウイングを使ってダウンウインド可能ですが、オンショアゲレンデ以外の場所では、風が落ちたりラインが絡んだりすることを考えて何らかのバックアップを携行する必要があると思います。