ダウンウインド【Downwind】

ダウンウインドとは

ダウンウインド【Downwind】とは、風が強く吹き続けることで発生し、そして成長したうねり【Swell】にサップ【SUP】やフォイル【Foils】といったクラフトで風上から風下へ一方向で乗り続けるマリンスポーツです。
うねりのエネルギーは波ほどパワフルではありませんが、無数にあるのでそれを乗り継ぎしながら風下に下ってきます。
海外では、昔からプローンボードやOC-1〜6などで行われていました。15年ほど前にサップ【SUP】で行われるようになり、今の主流はサップ フォイル【SUP Foils】でのダウンウインドとなっています。

サップフォイルのダウンウインドでは、
①パドルで初速をつける。
②うねりや波のエネルギーを受けて浮き上がる。
③フォイルが浮いた状態を維持しながら、次のうねりや波へ移動する。
という流れを繰り返し、風とうねり【海面のエネルギー】を“もらいながら”進み続けるのが特徴です。

エンジンやモーターは付いていません。求められるのは、風・波・そしてライダーの判断だけです。


なぜ今、ダウンウインドが注目されているのか?

フォイル技術の進化

フォイル(海中翼)とボードの性能が向上し、小さなうねりでも長くフォイリング【滑空】できるようになりました。
これにより、以前は限られたエキスパートだけの遊びだったダウンウインドが、現実的な選択肢になっています。

漕ぎ続けない楽しさ

通常のサップは「漕ぐ」ことが主役ですが、ダウンウインドでは
一度浮いてしまえば、波から波、うねりからうねりへと“移動する感覚が主役になります。

体力だけの勝負ではなく、

  • 風向き
  • うねりや波のつながり
  • 進行ライン

を読む“知的 & ゲーム的な楽しさ”が大きな魅力となります。

自然条件が毎回違う

同じ海でも、風向き・強さ・潮位によってコンディションは毎回変わります。
「同じセッションは二度とありません」
それが、ダウンウインドにハマる人が増えている理由です。


初心者でもダウンウインドはできる?

結論から言うと、いきなり本格的なダウンウインドをする必要はありません

多くの人は、次のようなステップで進みます。

 ①フラットな海でサップフォイルに慣れる。
 ②小さな波やうねりでフォイルを安定して浮かせられるようにする。
 ③短距離・安全管理された環境でダウンウインドを体験する。

ダウンウインドは、基本的にスタート地点に戻りません。
だからこそ、ガイドやサポート体制のある環境で始めることが強く推奨されます。


ダウンウインドで一番大切な「安全」の考え方

ダウンウインドは、自然の力を使う遊びです。
つまり、自然条件を誤ると一気にリスクが高まるということでもあります。

重要なのは、

  • 風向き(オンショア/サイドショア/オフショア)
  • 風の強さと変化
  • 波の高さ
  • 潮流
  • 離岸距離
  • 中止判断の基準

これらを事前に把握し、「行かない判断」ができることです。

上級者ほど、無理はしません。


まずは「正しい環境」で体験することが重要

ダウンウインドは、動画や文章だけでは本当の感覚は分かりません。
風の強さや音、ボードの加速感、フォイルが浮き上がる感覚、そして走りを繋いでいく瞬間の判断
それを体感して初めて、「なぜこんなに夢中になる人がいるのか」が理解できます。

だからこそ、最初は

  • 経験者のサポート
  • ガイド付きセッション
  • 安全第一で行う方針

が整った環境で始めることが、結果的に一番の近道です。


まとめ|ダウンウインドは「自然と対話する遊び」

ダウンウインドは、力でねじ伏せるスポーツではありません。

風を読み、
うねりや波を選び、
幾度の判断を重ねながら、
自然と“会話するように”進んでいく遊びです。

正しい知識とステップを積み重ねれば、
ダウンウインドは、海の見え方を変えてくれることでしょう。


SUP Foils【Molokai 2 Oahu 2024 】
SUP 【Molokai 2 Oahu 2017】

ダウンウインドの魅力

ダウンウインドの最大の魅力は、成長したうねりにサーフィンの様に乗り、そしてエンドレスサーフィンし続けることです。
サップフォイルの劇的進化により誰でもエンドレスサーフィンが可能となりました。
混み合った海で波に乗るために競争する必要はありません。
海上で周りを見渡せば、いくらでも波が余っているのです。
信じられないかもしれませんが、ノンストップで何十キロもエンドレスでサーフィンし続けます。
うねりに乗ったときのグライド感は本当に最高な気持ちにさせてくれますよ。

未体験ZONEへ一歩足を踏み入れるようなドキドキ感や冒険のような期待と少しの緊張感を一緒に味わってみませんか。

マウイ島でダウンウインド中【マリコラン 約15km】
マウイ島の南側でキヘイラン 【サーフィンのターン、スノーボードのターンの様な感覚です。】
ボードの下にフォイルという水中翼が付いています。

ダウンウインドの聖地

静岡県の遠州エリア(御前崎・掛川・袋井・磐田)は1年を通して高い頻度で強風が吹く場所です。そしてその風がサイドショア(陸地に対して平行に吹く風)で吹くとても貴重な場所となっています。
ダウンウインドする際に必要なうねりは強い風により発生します。
またサイドショアで吹くためスタート地点までの移動や準備など
とても効率良く進めることが出来ます。

  • 季節風が安定して吹きやすい
  • サイドショアになりやすい地形
  • うねりが育ちやすい外洋

これらの条件が揃うことで、安全管理を前提としたダウンウインドが成立しやすい環境になります。
そのため、このエリアはダウンウインドするのに最高の場所【ダウンウインドの聖地】なのです。

ダウンウインド中 よく見るとほぼフル装備ですね!更に目立つ色の長袖シャツ着ていれば完璧でしたね。

自己紹介

元ウインドサーフィン学連出身(日本福祉大学)
18歳の頃から海中心の生活を過ごす。
2024年まで消防士(救急救命士)として勤務していました。
安全面において安心してください。

主な戦歴

2024年 トリプルクラウン サップフォイル部門 年代別総合3位
     第1戦 Paddle Imua(マウイ島で行われる約13kmのレース)
     第2戦 Maui to Molokai (マウイ島からモロカイ島への海峡横断レース 約43km)
     第3戦 Molokai to Oahu(モロカイ島からオアフ島への海峡横断レース 約60km)
2018年 Maui Poi Bowl Race サップフォイル部門で出場
2017年 Molokai to Oahu サップ部門で出場
2016年 Maui to Molokai サップ部門で出場
     サップサーフィン全日本【オープンクラス】優勝
     ウインドサーフィン COLD BREEZE WAVE プロクラス5位タイ
2015年 Maui to Molokai サップ部門で出場
2012年 サップ全日本レース4位 など

Swell Ocean Sports 住所・連絡先

〒437-1413 静岡県掛川市国安2808−2
リバティーリゾート大東温泉内
電話番号:090-7695-1927
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